呉服神社は、大阪府池田市室町にある神社である。 呉の国から渡来し、日本に機織技術を伝えたとされる、織姫・呉服媛(くれはとりのひめ)と、仁徳天皇を祀っている。
○歴史・概要
応神天皇の時代、機織・縫製技術を得るために呉の国に派遣された猪名津彦命が、呉王に乞い連れ帰った呉服媛(くれはとりのひめ)・穴織媛(あやはとりのひめ)・兄媛(えひめ)・弟媛(おとひめ)の4姉妹のうち、池田の地に迎えられた呉服・穴織姉妹の姉、呉服媛が祀られている。
猪名の港、現在の猪名川に架かる呉服橋と絹延橋の中間地点・唐船ケ渕に機殿(はたどの)を建て、呉服媛を迎えた。
仁徳天皇76年に呉服媛が死去し、その翌年に仁徳天皇がこの地に建てたとされる。
織田信長により焼失、豊臣秀頼によって再建、現在の拝殿は昭和44年(1969年)に建てられた物。
○行事
歳旦祭(元旦から三日間)- 期間中は御神火が焚かれ、御神酒が振舞われる。
十日恵比寿(池田えびす)- 期間中は参道が車両通行止めとなり、多くの露店・参拝客でに賑わう。
宵えびす(1月9日)
本えびす(1月10日)
残えびす(1月11日)
大祓(大晦日)
○その他
明治時代、現在の阪急電鉄によって周辺地域が開発され、鳥居から神社までの参道は、阪急宝塚線の高架沿い、住宅街を通る道となる。
「呉服媛」の他に、「呉織媛」などと表記される。
呉の国の「くれ」と、機織(はたおり)が「はとり」と変化し、「くれはとり」となったとされ、呉服(ごふく)の語源でもある。
猪名川に架かる呉服橋、池田市の呉服町、芝居小屋の呉服座(愛知県の明治村に移築)等、様々な名称の由来にもなっている。
穴織媛が祀られ、五月山山麓にある伊居太神社が「上の宮」とされるのに対し、呉服神社は「下の宮」とされ、互いの関係はとても深い。
池田駅のすぐ側にあり、知名度も高く、初詣や祭事が行われる時期には、多くの神社仏閣がある池田市の中でも屈指の参拝客で賑わう。
○交通
阪急宝塚線・池田駅より徒歩3分。
○所在地
大阪府池田市室町7-4




